自己破産や個人再生など、債務整理の前後に賃貸物件を借りる場合、広い物件や家賃の高い物件は契約できるのか。
過去に↑こちらの記事では、「選択肢は少ないけど賃貸物件は契約できる」という結論を書きましたが、今回の記事では「どんな物件に住んでも審査等に影響はないのか?」という視点で書きていきたいと思います。
マンション間取り2DK(債務整理前)
債務整理の準備をしているとき、私が住んでいた賃貸物件はこちらです。
- 住所は東京と埼玉の境目あたり
- 一人暮らし
- 駅徒歩15分
- 2DKマンション
- 家賃約7.8万円
- 駐車場1.5万円
20代後半の一人暮らしで考えれば、ちょっと贅沢な賃貸物件暮らしだと思います。
実際弁護士の先生にも「もっと節約できる物件を選んでください」とお叱りを受けました。
ただ、これには理由があって、数か月前まで友人とルームシェアをしていた物件で、引っ越し費用が無いため家賃を滞納して住み続けている、という状況でした。
弁護士から注意されたことから、住んでいる環境も個人再生が許可されるかどうかの判断基準になっていそうです。
住んでいる場所の家賃相場や間取りを考えて、客観的に「贅沢だ」と見えるような物件には引っ越すのは不利な状況になりますので気をつけましょう。
アパート間取り2DK(債務整理前)
さすがに家賃9万オーバーは高すぎる、と私も思ったので、その後引っ越した賃貸物件はこちらです。
- 住所は埼玉県
- 一人暮らし
- 駅徒歩15分
- 2DKアパート
- 家賃5.4万円
- 駐車場6千円
築30年近くの古めのアパートで、周辺の相場と比べても家賃は安い物件です。
この引越しについては弁護士の方からの注意や助言はありませんでしたので、物件の広さはあまり関係ないのかもしれません。
「一人暮らしの安めの家賃相場」を選んで引っ越す分には、間取りは問題ないでしょう。
マンション間取り1LDK(債務整理後)
債務整理後に引っ越したマンションで、今も住んでいるところです。
(※債務整理後の状況は別記事で詳しく書こうと思います。)
私の場合、債務整理後3年で独立して、収入も債務整理前のサラリーマン時代からだいぶ増えました。
そこで引っ越した物件はこちらです。
- 東京23区外の某市
- 一人暮らし
- 駅徒歩7分
- 1LDKマンション
- 家賃8.7万円
- 駐車場1.3万円
結論を言えば、個人再生後は弁護士事務所と連絡を取ることもありませんので、その時の状況次第で好きな場所・物件に住むことが可能です。
まとめ
債務整理の前は、客観的に見て「贅沢な暮らし」と思われるような物件に住むのはマイナスの印象を与えてしまうので良くないと言えます。
(と言っても、債務整理を目前に贅沢ができる人なんて居ないと思いますが…。)
逆に債務整理後はどんな物件を選ぶのも自由です。仕事がうまくいって収入が増えたなら、自由に引越し先を選んで問題ありません。
ただし、一度失敗している、ということは忘れずに、支出と収入を考えて行動することを心がけましょう。
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