「自己破産しよう!」と決意しても、すぐにできるわけではありません。
- 債務状況の確認
- 費用の支払い
- 提出書類あつめ
などなど、準備することがたくさんあります。
一番大変だったのは2の「費用の支払い」です。
債務整理を決意したタイミングでは無職だったためほぼほぼ無一文です・・・。
「もともと金がなくて債務整理しようと思ったのに、それをやるために数十万を払うなんて・・・」
と嘆いたのを今でも覚えています。
この記事では、債務整理の費用を払うために行ったことと、その際に気を付けないといけなければいけないことを書いていきます。
自己破産費用を支払うために①「法テラスに相談」
自己破産を決意したとき私は無職だったので支払い能力がなく、数十万の費用を支払うのは困難でした。
そこで司法書士の方に紹介されたのが「法テラス」
詳しい仕組みはわかりませんが、支払い能力が低い場合、この団体を通して弁護士費用を抑えられる制度です。
現在の収入や支払い状況を申告して審査、無事審査が通ると手続き費用(着手金)が抑えられます。
詳しい金額は覚えてませんが、半額近く(30万→15万くらいだったかな?)になったような覚えがあります。
金額は相変わらず大きいですが、必ず支払わなければいけない費用が抑えられるのはかなりありがたい制度です。
自己破産費用を支払うために②「就職」
いくら費用が抑えられたといっても払うものは払わないといけません。
そもそもなんで私が当時無職だったかというと、無計画に脱サラしたあとに無計画に独立し、ほとんど売り上げが上がらずに撤退し、借金だけ残ったからです。
(詳しくは色々書くことがあるのですが、それはまた別の記事で。。。)
最初に脱サラしたしたのは、その時の仕事が激務過ぎて仕事が嫌になったから。
その後は職種自体を変えて別の職種で独立したのですが、、、
結局一番手っ取り早くお金を稼ぐために、最初の職種に戻って再就職しました。
もともと技術職だったのもあって、転職後の基本給は25万前後になりました。
「これで、、何とか着手金払えるぜ・・・」
と、安心したのですが・・・
転職・就職によっては法テラスが使えなくなった・・・
私と同じように無職だったり、収入が低くて費用が用意できない方は迷わず法テラスを利用することをお勧めしますが、転職や就職を考えている方はタイミングを考える必要があります。
私の場合、法テラスへ審査を出す準備をしている時期と同じタイミングで再就職しました。
法テラスへ提出する情報は、数か月分の給与明細や現在の仕事が含まれています。
提出書類に記入する時点で就職直後だったため、
借金だらけで無一文、だけど書面上は仕事をしていて十分な収入がある
という状況が出来上がってしまったんです。
「働いてるならちゃんと稼いで払えよ」って意見が大半だとは思いますし、ごもっともです。
私の場合は数か月我慢して十分な収入ができましたので、法テラスは使わずに済んで良かったと思ってます。
それでも記事にしたのは、収入が上がっても生活が苦しい人っているんじゃないかと思ったからです。
審査で提出する情報は直近の収入ですので、それより前の収入がゼロでも、書類上収入があれば「継続的な収入アリ」と判断されかねません。
審査を有利にするためには、低い収入の時点で申請書類を作れるのが望ましいんじゃないかと思います。。
最初の1~2か月の支払いは本当に厳しかったです。
まとめ
法テラスは
- 利用できるなら利用したほうが良い
- 利用せずに支払えるなら利用しないほうが良い
どっちが良いのか意見が分かれるところだと思いますが、今回は前者の意見を考慮した記事にしてみました。
法テラスの申請方法や手順の載っているサイトはたくさんありますが、この辺の情報が載っているページは見当たらなかったので書いてみました。
当時の私のように困っている方の参考になればうれしいです。
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