自己破産するときの反省文(私が借金漬けになった理由)

この記事の内容は、私が自己破産を考えて手続きしていた時に書いた反省文を短くまとめた内容です。最終的には、自己破産ではなく個人再生になったのですが、その時の状況については以下のブログをご覧ください。

自己破産で手続き準備してたのに…できなくなっちゃった話

普段生活をしていて、ローンを組むことや消費者金融を利用する理由は人それぞれだと思いますが、この記事では、私がどのように借金漬けになったのか、債務整理を決意するまでの経緯を書いていきます。

借金の始まり

私が消費者金融やクレジットカードを頼るようになったのは、就職で一人暮らしを始めた時期です。

なので、「一人暮らしを始めた時期=借金生活の始まり」になります。

一人暮らしを始めると、郵便物や連絡は自分宛てにしか来ることが無いですし、何をしようが自由です。

当時就職した仕事は残業も多く、残業代を含めた給料=自分の月収だと思い込んだ結果、いろいろな支払いをカードで済ませるようになっていました。

  • 数万円単位の買い物(衣類や小物など)
  • 中古車購入
  • 家賃の支払い

これらをクレジットカードやローンで支払ったことにより、借金は一気に膨れ上がりました。

しかもクレジットカードは悪名名高いリボ払いです。

ですが、新入社員としてはそこそこの収入があったため、返していける自信がありましたし、不安もありませんでした。

残業時間が激減

借金をかかえつつも、毎月延滞無く返済していた私ですが、社会人3年目あたりでこの状況は一変します。

長時間の残業を許されていたプロジェクトが終了し、毎日定時退社ができるプロジェクトに移動することになりました。

そうなると、月々の返済に充てていた金額は基本給の中から捻出しなければならなくなり、自由な時間が増えたこととは反対に、生活は厳しくなっていく一方でした。

そんな状況でも、食費や交際費を切り詰め、何とか生活している状況がしばらく続いていました。

固定費削減のためのルームシェア

毎月ギリギリの生活を送っていたある日、地元の友人がこちらに引越しするという話を聞きました。

そこで友人から、「少し広めの部屋でルームシェアしないか?」という提案を受け、家賃光熱費を抑えたいと考えていた私は、即答でOKを出したんです。

結果、この作戦は成功しました。

月あたりの固定費で2~3万程度減らせることに成功し、その金額をそのまま月々の返済に充てることができて、生活にも多少のゆとりを持つことができるようになりました。

友人の生活水準の変化

友人とルームシェアを初めて半年くらいは、借金返済も順調で、生活費も切り詰めることなくある程度自由に使うことができていました。

ですがあるタイミングでその友人が転職し、転職先で才能が開花してお互いの給料に2倍くらいの格差が生まれることになったんです。

当時の私は「ナメられたくない」というバカバカしいプライドを持っており、消費者金融からの借り入れを再開して、無理やり友人の生活水準に合わせた生活を送るようになっていました。

どこかに食事に行くのも、飲みに行くのも、遊びに行くのもすべて折半にしようと考えて行動した結果、出費が月収の枠を超えていたんです。

(今考えても、この時期の行動が一番まずかったと思っています・・・。)

ルームシェアの解消

それから約3年ほど、私は月々の出費の不足分を消費者金融から借りることで生活し、借金は少しずつ膨れ上がってきていました。

ヤバい、もう借り入れ枠が少ないし、新規契約も審査通らない…」と、借金の上限が近づいてきた時期に、友人は転職を理由に地方に引越しをすることになりました。

ルームシェアの生活自体は楽しかったですし、同居人がいることに対する不満はありませんでした。

ですが、友人がこのタイミングで転職し、ルームシェアを解消してくれたことは、私にとって不幸中の幸いでした。

思い返してみれば、その状況でルームシェアをあと1年延長していたら、確実に首が回らなくなっていて友人にも借金の状況がバレていたと思います。

まとめ

と、こんな感じで私は借金漬けの生活になったわけです。

当時の私は若気の至りと言いますか、ホントにバカみたいなことにプライドを持っていたんだな、と記事を書いていて恥ずかしくなりました。

ですが、そんな経験をして今の私があるのも事実です。

借金せずにサラリーマンのまま生活をしていたら独立していなかっただろうな、と思っています。

会社員と比べると収入は不安定ではありますが、多少のスリルがあったほうが仕事もプライベートも面白いと感じています。

苦しかった借金生活も、今の私を作る土台になっているんだな、と感じることも多いです。

「結果オーライ」という言葉そのものです笑

それと余談ですが、当時ルームシェアしていた友人には私が債務整理したことは話していません。

今でも親しくしている仲なので、この先いつか「こんなことがあった」と酒を飲みながらの笑い話にできればいいなと考えています。

コメント